地下タンクと防火水槽が主力の金沢の企業
石川県金沢市に本社があるこの会社は、1950年にガソリン計量機と貯油タンクの製造と販売を行う製作所としてスタートし、今日では地下タンクと防火水槽を主力製品としています。
この会社で主に製造されている地下タンクは内殻にスチール、外郭に繊維強化プラスチックが用いられ、内部に漏洩検知装置が搭載された二重殻タンクで、独自に開発された工法によって大地震にも十分に耐えられる強度があります。
比較的短期間の工事で使用可能となっているほか、ピット室を設置する必要がない点や、工場で量産が可能な体制を整っている点などから他の種類の地下タンクより導入費用を抑えることができます。
一方、防火水槽はスチール板を厚さが異なるFRPではさんだ三層構造が採用されていて、優れた防火水槽の特徴である防水性、耐震性、対電食性能を全て併せ持っており、新規に設置したものについては周辺環境が良好であれば50年程度はメンテナンスをしなくても性能が落ちません。
水槽内に蓄えられている水は主に火災の消火用で飲用には原則として用いることができませんが、最も内側の層と外側の層に毒性があまりないFRPを用いていることから、災害などで周辺の地域が断水してしまった場合などではろ過装置を使用することで飲用への転用も可能です。
防火水槽の種類には一体型や分割型、潜函工法型などがありますが、この会社ではどのタイプにも対応することができ、今日までに多くの場所に導入されています。
